1月のイヴェント・スケジュールは以下の通りです。
1/09(金)後藤幸浩 新春琵琶弾き語りライヴ
19:00オープン/20:00スタート ¥2500(1drink)
御馴染み後藤幸浩さんの琵琶と小浜明人さんの尺八のデュオによる、新作「ミチノネ」のレコ発記念ライヴです。昨年ニューヨークおよびロスアンゼルス公演にて絶賛された滋味溢れる邦楽の調べを、この機会にぜひ!
1/16(金)ロイヤル・ハンチングス 新春ライヴ
19:00オープン/20:00スタート ¥投げ銭(プラス・オーダー)
こちらも国境では御馴染み、ジプシー楽団「フレイレフ・ジャンボリー」を率いる瀬戸信行さんのクラリネットと熊坂義人さんのコントラバスのデュオによるジプシー流世界音楽の旅。ストリートで培われたスピード感溢れるプレイは底抜けに楽しくて、不況で澱んだ空気をきれいさっぱり吹き飛ばしてくれるでしょう。今回は熊坂さんと妹路得子さん(アコーディオン)とのデュオ「ケチャップ」も参加、一層賑やかなライヴになりそうです。
1/17(土)ヒデヨヴィッチ上杉・ソロ(独りジェロニモ・レーベル) ライヴ
19:00オープン/19:30スタート ¥1500(プラス・オーダー)
ジェロニモ・レーベルとは関西在住のヒデヨヴィッチ上杉+ドラマーによる二人組ラケンロール・ユニット。現状に切り込む独特の歌詞で日本語ラケンロールはもとより、東欧/ラテン/中国などの無国籍ロックのカヴァーなどで楽しませます。2002年に1stアルバムをリリース、近年はメキシコ、スペインと地元大阪でのライヴ・アルバムを立て続けに発表、関西を拠点としながらも年に数回関東/東北へとツアーを行い徐々にその活動範囲を広げつつあります。国境へは昨年5月に別ユニット「ファルコス・ヒターノス」でデヴュー済みですが、とにかく一度見たら忘れがたいユニークさ。音楽に刺激を求めてる皆さま、この機会にぜひ!
以上、今年のお正月は不況に強い?ストリート系ミュージシャンのライヴ三連発で、張り切ってスタートします。皆さまのご来店を心よりお待ち申し上げております。
]]>還暦をとうに過ぎた、ロックの生き字引き達による究極のオヤジ・バンド。彼らの映像はかなりの数観てきた積りでしたが、ここまで生なましい臨場感に溢れたものは、初めてでした。もう45年も同じ名前でバンドを続けてる事だけでも驚異的ですが、それでもなおカメラをステージに上げて、それこそ演奏のアラや顔のシワの数までをも徹底的に曝け出す、その姿勢がまずロック。開演寸前まで撮影サイドにセット・リストを明かさない、そのイジメの姿勢もまたロック。それらの要素が異様に絡み合って、緊張感満点のロック・ムーヴィーに仕上がっています。
正直言って今回の演奏のクオリティは、彼らのこれまでのライヴと比べてあまり芳しくはありません、というかかなり低い(笑)。ミックは相変わらずのハイ・テンションで暴れ回りますが、チャーリーのDrは息切れ気味、キースとロニーのギター不良組は期待?以上にリズムを外して聞く者の手に汗を握らせる、まさにギリギリのパフォーマンス(笑)。乱暴にくくれば、もう決め事作って合わせたりとかどうでもいいやみたいな、ギターを弾くっていうよりピック当たって出ちゃった音が俺様の音みたいな、どこかパンク的な境地に近づいてきた感があります。そして音楽性を崩壊させつつ精神性を進化させる、そんな在りようがまさに唯一無二のロック。
途中のインタヴュー・シーンで「キースとロニーどちらがギター上手いか」との問いに、ロニーは「俺」。一方キースは次のように見事に切り返したのでした。曰く「二人とも下手だ。でも二人一緒だと最強だ」。
カントリー・タッチの名曲「FAR AWAY EYES」でオデコをくっつけながらハモるミックとキースに一瞬ウルっときたり、音楽通スコセッシ監督のスリリングな構成に感心したりと、まだまだ見所はたくさんありますが、ひとつ文句言わせてもらえばゲストに、またも出ましたバディ・ガイ(笑)。ゲーセンのもぐら叩きみたいにアチラと思えばまたコチラ状態で、ご苦労なこってす。まぁこのひとの散漫なソロ・ライヴに比べれば一曲のみのゲスト参加なので、我慢もできますがね。
以上久々の音楽映画レポでした。次は「アナーキー」か(激)。
]]>12/06(土) 都合により21:00オープン
12/12(金) FB/DJ YEAREND PARTY 2008
19:00〜03:00 (order onely)
12/20(土) DJ EVENT ”SOUND OF ANTHEM”
20:00〜23:30 (order onely)
12/27(土) BLEND NOTE LIVE
19:00open/20:00start ¥1500(1drink)
12/28(日) 「世界の音楽を聞く」 忘年レコード・コンサート
15:30open/16:00start〜19:00 ¥1000(1drink)
12/30(火) 貸切りPARTY
19:00〜23:00 (以降通常営業します)
12/31(水)〜01/02(金)の3日間正月休業させていただきます。
01/09(金) 後藤幸浩 新春琵琶弾き語りライヴ
19:00open/20:00start ¥2500(1drink)
01/16(金) ロイヤル・ハンチングス 新春ライヴ
19:00open/20:00start ¥1500(投げ銭+order)
以上ですが、また追加あれば取りあえずここDAIARY欄にてお知らせ致しますので、よろしくお願いいたします。
昨年ライ・クーダーと組んで力作を発表したメイヴィスの新作は、今年6月シカゴでの最新ライヴ。これほどのヴェテランにもなれば、まぁ悪かろうはずは無いと予め想像はつきますが、それでもなお「やっぱ凄いわ!」と思わせてしまう圧倒的な迫力と高揚感。ホーンを排したシンプルなバンドとバック・コーラスが奏功して、メイヴィスのヴォーカルがいっそう際立ち、まさに真っ黒な世界を創出しています。ギタリストがポップス翁のフィーリングを踏襲してるところなんかも、ちょっと泣かせます。聴き終わったあとはアリサのフィルモア・ライヴなんかを続けて聴きたくなるような、そんな気分にさせられる重量級のゴスペル・アルバム。寒い夜には打って付けの、燃えさかる一枚でした。
業務連絡。先日のPC修復に伴い、目下年末年始のイヴェント関連の、HPのスケジュール欄へのUPが滞っています。至急善処しますので今しばらくお待ちください。今のところ12月は12、20、27、30日、1月は9、16日がイヴェントで埋まっています。
年末は30日(火)まで、年始は3日(土)から営業いたします。
さていよいよ怒涛の師走、暖かいおでんと湯豆腐(新メニュー)で皆さまのお越しをお待ちしてます。居酒屋「こっきょう」をぜひお試しあれ(笑)。
]]>軽く言い訳しときますと、二週間ほど前突然にPCが立ち上がらなくなり、画面には黒バックに白文字であーしろこーしろと指示が。その通りイジッても一向に解決せず同じ画面がリピートするばかり。お手上げ状態でPCショップの無料診断に持ち込むと、やれ「ハードディスクが壊れてるかも」だの「そうなら修理代はいくら位」だの「長い目でみれば買い換えたほうが得策では」だのと、言葉巧みに新規購入へと誘導されます。もとよりこのようなマニュアル臭いセールストークが大嫌いな自分は、一渡り新製品の説明を聞いた後で「ほかも当たって見ますわ」と言い残して、その場を後にしたのでした。
翌日、常連J君の指導でリカバリディスクを使って復旧を試みたところ見事復活、工場出荷の状態で生き返りました。以来、電脳娘AYAPIの力を借りて中身をボチボチ整えて、ようやくこうして日記を更新出来るまでになった次第です。
PCが使えないことで当然ながら不便を感じることもあり、今更ながらいかにネットに依存して来てるか痛感もしましたが、反面その間未聴のレコードやら本やらを楽しむ時間が増えて、そう昔はこんなだったよなぁと、なにか人として正しい過ごし方を思い出したような、そんな気もしてます。
ということで、店はまぁいつも通りの感じで最近のヘヴィロは、ディランだったりジェイムズ・テイラーだったりデイヴ・メイスンだったりしてます。とくにデイヴ・メイスンの新作は、マイナー感漂うチープなプロダクションが却って哀愁を感じさせる不思議な魅力に満ちた一枚。最初は、ナンだかなぁな印象でしたが、ジワジワっと来て、今や病みつきに。PCなど普及してなかった頃のロックを思い出せます(笑)。
あと映像ではジョン・メイヤーの最新ライヴが、古のソウル、ブルーズへのリスペクトに溢れた素晴らしいステージで、軽く眩暈を覚えました。渋く脇を固める名手ロビー・マッキントッシュのスライド・ギターはちょっとした聞き物です。ウマ過ぎ(笑)。
さて、PC直ったからにはもう言い訳は効きません。頑張って更新していきますのでこれからもよろしくお付き合いください。では、また来年(アホか)!
]]>巷で話題のボブ・ディラン「TELL TALE SIGNS」。1989年から2006年までのアルバムのアウト・テイクや未発表音源を纏めたコンピレーション盤ですが、もうこのクラスになると最新作といってもいいくらいのクオリティ。目下の最新作「MODERN TIMES」よりもヴァラエティに富んでいて聴き応えあるくらいです。国境的ベスト・トラックはDISC1の5曲目「RED RIVER SHORE」。バックはライ・クーダーにフラーコ・ヒメネス、というのは真っ赤なウソですが(笑)、全体に漂うテックス・メックスな香りが堪りません。テキサス・トルネイドーズの名手オギー・メイヤーズ(アコーディオン/オルガン)の起用が光ってます。
この曲にライ「ボーダーライン」〜フラーコ「ポキータ・フェ」〜フレディ・フェンダー「ビフォー・ネクスト・ティアドロップス・フォール」〜夕焼け楽団「初夏の香り」「国境の南」と繋げば、もうテキーラ1本空になること間違いナシ。ぜひお試しください、もちろん国境で(笑)。
話変わりますが11月1日(土)夜に、いつもジプシー音楽関連のイヴェントでお世話になっている関口義人さん企画による「イラン音楽を聞く夕べ」を開催します。レコードによるイラン音楽ガイドとミニ・ライヴの2本立て。自分自身あまり知らない世界だけに興味津々です。ワールド・ミュージック好きの皆様、御来場お待ちしてます(詳細はイヴェント欄へ)。
もうひとつ話変わりますが、メニューに「おでん」が加わりましたので、ぜひ一度御賞味ください。
久々の日記でチカラ尽きました。次回はまたタイミングを見ながら・・・。総選挙かこの日記は(笑)。
前回キング・クリムズンに触れたら、数日後にプログレもう一方の雄ピンク・フロイドのキーボード・プレイヤー、リチャード(リック)・ライトが亡くなってしまいました。彼らの1971年箱根アフロディーテ公演は、当時田舎の高校生だった自分の周りでも結構話題で、早速牛ジャケ「原子心母」を聴いてみたもののサッパリワケ判らず、翌年上京してすぐ「おせっかい」を入手、これが自分にとって決定打となり、特にB面の大作「エコーズ」は何度聴いたことか。これとマハビシュヌ・オーケストラの「内に秘めた炎」を夜な夜なとっかえひっかえ、今思えばなんて暗い青春の日々だったことでしょう(笑)。「エコーズ」を聴くと、今でもあの狭い6畳部屋に確実にワープできる、自分にとってはまさにお宝タイムマシーン・レコードの1枚です。
一旦はロジャー・ウォーターズにクビ切られながらも、ピンク・フロイド再結成に最も前向きな発言を繰り返していたあなたが先にいなくなって、どうするんですか。心よりご冥福をお祈りいたします。
エリ・ぺイパーボーイ・リードという若造を知ったのは、国境DJチーム、Jackieの熱血ブログ「ミュージック・コロン」を覗いてのこと。ここは無精者の自分にとっては数少ない貴重な情報源のひとつとなっていて、ほんと重宝してます(ノン・ジャンルの音楽好きなら当HPのリンクからぜひ一度覗いてみてください)。
で、このエリ君がまた結構熱い、凄い、おまけに潔い。まだ20代らしいですがその魂の老けぶり(笑)が、全くもって素晴らしい。いつの時代のレコードですか?って感じ、またはオーガニック・ソウルとかそんな無農薬野菜みたいな体に良いもん、食えるか!って感じです。YOUTUBEでお姿を拝めば、これまたその辺うろついてる、肉の好きそうな小太りの兄ちゃんで、親近感満点であります。
とにかくソウル・ファンなら楽しめること請け合い、まぁ後は今後どれだけオリジナリティを発揮していけるかってとこでしょうか。頑張れ若造!
ついでに頑張れ年寄り!言うまでもなく、自分のことです(笑)。
というのも最近読んだ「宇宙96%の謎」(佐藤勝彦著、角川ソフィア文庫)という本が、急にそんな気にさせた、という単純なハナシですが(汗)。この本、宇宙の誕生から現在の最新宇宙論までを実に平易な語り口調で綴った、自分にとって刺激満載の内容でした。そこに飛び込んできたのが、スイスで行われているブラック・ホールの発生実験で地球が滅亡するとの噂を知ったインドの少女が絶望して自殺!という衝撃のニュース。「死ぬのが怖いから死ぬ」という、これ以上ない究極のマイナス志向。暗澹たる気持ちになります。
この実験は上記の本でも触れてますが、CERN(欧州核研究機構)がスイスの山中に全長27キロもの円形トンネルをつくり光の速さで素粒子を衝突させてミニ・ブラック・ホールを発生させて蒸発させる、というプロジェクトだそうで、難しいことは分かりませんがもし期待道りの結果が出ると、プレーン宇宙モデルを提唱しているホーキンス博士の予言が実証されて多分ノーベル賞、なのだそうです。
この計画を知ったハワイ在住の若者が、地球滅亡の恐れありと計画の即時中止を提訴、以来ネットでいろいろ騒ぎになってたらしく、ついに予期せぬ犠牲者まで出たという流れ。とどのつまりは、知らなくていいことまで知ってしまった(知らされてしまった)ネットという怪物のほうが、ミニ・ブラック・ホールなんかより怖いってハナシでしょう。ヤレヤレって感じです。
宇宙に想いを馳せるときのBGMは、はるか5200光年彼方の射手座三裂星雲をジャケットに使ったキング・クリムズン「アイランド」です。ハッキリ言ってコジツケですが(笑)、あまりファンのあいだでは語られることの少ないこの4thアルバム、個人的にはお気に入りの1枚です。確かに当時は「宮殿」「ポセイドン」「リザード」の後とあって地味で散漫な印象もありましたが、何回も耳にするうちに一番心地よいアルバムになっちゃいました。タイトル・チューン「アイランド」は、今でも自分にとって最高のヒーリング・ナンバーです。余計なお世話ですが4曲目「LADIES OF THE ROAD」はビートルズ・ファン要チェックです。プログレという障壁のせいか案外ご存じない気がしますもんで。
おそらく空とか見上げる暇もなく、政界の「井の中」だけは客観的に見れる優秀な首相を要するわが日本国の片隅で、「あなたにはわからない」と言われた私たち庶民はせめて天を仰いで、推定137億歳といわれる大宇宙に、しばし想いを馳せるといたしましょう!
そして中秋の名月にはしこたま酒を飲みましょう、国境で!そこかい(笑)。
ニューオーリンズのファンキー・ピアニスト、ジョン・クリアリーが10月に来日、15日(水)渋谷クワトロでライヴがあります。現ボニー・レイット・バンドのキーボード奏者でもある彼の、ファンクでソウルでロックでAORな、まさに今が旬の音がもうすぐ聴けます。今回は彼のバンド、ジ・アブソルート・ジェントルメンを率いてのステージですが、腕達者揃いの中でもとりわけ巨漢のデルウィン・パーキンスというギタリスト、これが異常にウマい!映像で観てると目が点になります。ギター・ファン、集合(笑)。
ところで当国境の南は、このライヴから全国24店の音楽バーで組織されスタートする「バー・チケット・ネットワーク」というサービスに参画することになりました。これは簡単に言えば、今回の招聘元バッファロー・レコードの企画に関して、加盟店の音楽好きが割安でチケットが買えるシステムです。ジョン・クリアリーで言えば当日¥6000のところ¥4500で買えます。ただし1店舗10枚限定なので、ご希望の皆さまはお早めにどうぞ!
ジョン・クリアリーのDVD以外で先週豪雨の夜に何度も観たのが、数年前の映画「ソウル・サヴァイヴァー」。往年のソウル・スター生き残りにスポットを当てた、ソウル・ファンには堪らない内容で、見逃していたのは不覚でした。登場人物はといえば、ルーファス・トーマスにカーラ・トーマス、ウイルソン・ピケット、サム・ムーア、メアリー・ウイルソン(スプリームス)、アン・ピーブルス、ジェリー・バトラーにチャイ・ライツ。歌は無いもののドン・ブライアントも登場します。ジェリー・バトラーの名曲「オンリー・ザ・ストロング・サヴァイヴ」(エルヴィスの「イン・メンフィス」での名カヴァーも忘れられません)に乗せて、それぞれの老いてなお盛んな姿が生き生きと捉えられて、思わず拍手してしまう感じです。モノが違う、と言っときましょう。
ソウルで熱くなった後はソフト・マシーン・レガシーの2005年12月、パリでのライヴ。エルトン・ディーンが亡くなる2ヶ月前の最後の勇姿が拝めます。メンバーの出入りが激しく複雑な歩みを辿ったバンドですが、古い順にヒュー・ホッパー、エルトン・ディーン、ジョン・マーシャル、ジョン・エスリッジの4人で構成されたこのレガシーでは、エルトンのフリー・ジャズ・テイストを活かした緊張感溢れる世界が、見事に繰り広げられています。ドラムスのジョン・マーシャルも、とても還暦近くとは思えない切れ味鋭いプレイで、心底驚かされます。またカンタベリー系聞き直そうかな、と思わせる素敵なDVDでありました。
そして映像で目と首が疲れたら、シメはランディ・ニューマンの新作です。この唯一無二のシンガー・ソング・ライターについては、自分は語る言葉を持ち合わせません。至福のたった35分、しかも9年待って(笑)。次作出るまで生きてるかな、俺。
さて、9月はアゲアゲで行きますので、よろしくお願いします!オチ無し(笑)。
]]>そうこうしてるうちにオリンピックも終わってしまいましたね。閉会式は仕事中につき携帯のTVを無音で観てましたが、なんかすべてがCGによる絵空事に見えて、とりわけ鳥の巣を覆い尽くす花火なんか爆撃による戦火に思えてきて、ちょっとコワかったです。唯一ジミー・ペイジの持つギブソン・レスポールだけが、自分とあの場所とを繋ぐリアリティー、みたいな感じでした。人間の身体能力を競う場にも拘らず、顔の見えない無数の人間による、人間の匂いを感じさせない巨大イベント。あっ、だから鳥の巣なのか(笑)。
ともあれ、やる側も見る側もお疲れ様でした。もちろん全力を出し尽くした選手たちには拍手喝采です。
えっとお題はバーズでしたね(笑)。ロジャー・マッギンの自宅倉庫から見つかったと言う未発表ライヴ音源「ライヴ・アット・ロイヤル・アルバート・ホール 1971」。1971年といえば評判悪い「バード・マニア」に続いて実質上のラスト・アルバム「ファーザー・アロング」が年末にリリースされ解散した年。しかしながら、いやだからこそか、このライヴを聴く限りはそんなことを微塵も感じさせない熱いステージを繰り広げていて嬉しくなります。特にスキップ・バッティンのベースとジーン・パースンズのドラムス(数曲でのはバスドラの乱れ打ちは尋常ではない)は、まぁ凄いの一言、バーズ史に残る熱演だと思います。
ジャケやライナーがロジャーの写真だけなのがちょっと引っかかりますが、他にも未発表音源が在るようなので今後のリリースも楽しみです。
痛風にオリンピックにバーズか・・・。脈絡無さ過ぎで失礼いたしました。
]]>ピーター・ゲイブリエルの新作「BIG BLUE BALL」。新作といっても彼のレーベル、リアルワールドで15年の間に録音された音源を元に構成された、広大な大空と大地を想起させる素敵なワールド・ロック・アルバム。今回日本盤の配給は以前この日記でもちょっと触れたワールド・ミュージック系インディーレーベルのライス・レコード。これ、かなり画期的なことだと思います。ライスは他にもワールド・サーキットの配給権も獲得、ますます世界の音楽が身近で聴けるようになることでしょう。今後の展開が楽しみです。
日本一の親指ピアニスト、サカキ・マンゴーの新作「LIMBA ROCK」は彼のルーツであるアフリカン・ミュージックにロックやダブの要素を加えた、今まで聴いたことのないような不思議な色彩感に溢れたアルバム。日本語の歌にはまったくもって意表を突かれ、ちょっとクセになりそう。昔ファンク・バンドをやってたというマンゴーさん、さすがのミクスチャー・センスです。別にどこかが似てるワケではありませんが、聴いてるうちに何故かじゃがたらを思い出してしまいました。倍音バンザイ!
小尾隆さんの「my favorite of UK RECORDS」が先のUS編に続いて発刊。予想道りの美しい仕上がりに加えて、このUK編では予想以上のジャケ写と文章とページ数とで、見るものをアッという間にUKロックの魅惑の世界(深い森ではありません)へと導いてくれます。個人的にはUK編のほうが圧倒的に未聴のレコード多く、今更ですが自分の青さを思い知りました。
赤いUS編と青いUK編、二冊揃って今までの音楽本の常識を静かに、しかし確実に覆す画期的な作品集の登場です。
モノを創る側の創造力と、それを受ける側の想像力。これらが相互にバランスしないと文化なんか成熟しないハズ。上に挙げたような地味ながらも着実ないい仕事を出来るだけ見逃さぬよう、せいぜい切磋琢磨して自分なりの審美眼を磨くと致しましょう。
目下の課題は「ジェロはホンモノか?」だったりします。審美眼を問われます。お願いですから「どう思う?」とか、聞かないで下さい(笑)。
、
そこで、へそ曲がりどころかへそが背中に付いてる自分としては、25名のライター諸氏が誰ひとりとして選ばなかった曲はあるのか、あればそれはどの曲かが無性に気になって、取り敢えず後期に関してざっと調べてみました。以下がそのリストです。
GOODMORNING GOODMORNING (Sgt.Peppers)
WILD HONEY PIE (The BEATLES)
THE CONTINUING STORY OF BUNGALOW BILL (same)
PIGGIES (same)
DON’T PASS ME BY (same)
MOTHER NATURES SUN (same)
HONEY PIE (same)
YELLOW SUBMARINE (YELLOW SUBMARINE)
MEAN MR MUSTARD (ABBEY ROAD)
POLYTHENE PAM (same)
DIG IT (LET IT BE)
MAGGIE MAE (same)
I ME MINE (same)
OLD BROWN SHOE (PAST MASTERS VOL.2)
如何でしょうか完全無視の14曲(笑)。個人的には曲と曲を繋ぐ効果的な小品は納得ですが、「バンガロウビル」とか「マザーネイチャーズサン」とか「アイミーマイン」の選外は、ちょっと意外でした。「ピジーズ」あたりも捨てがたいし。なこと言い出したらキリがありませんが。
ついでに折角だから空き時間に上記14曲をひとりDJしてみたところ、あ〜ら不思議、ポップサイドが強調された素敵なビートルズ・コンピレーションの出来上がり!ぜひお試しください(笑)。
以上真夏の夜の「BEATLES LOST MASTERS」のお話でした。
]]>ちょっとウルさいロック・ファンなら先刻ご承知の通り、FTBは今年1月に再び活動を始めることを表明し新作に取り組んできた訳ですが、すでにほぼ全ての作業は完了し9月中旬のリリースを待つばかりとのこと。しかもレコーディングが行われたのはFTB縁のカナダ!期待は膨らむばかりです。
石間さんは以前から、「昔の名前で出ています」的な、あるいは「一夜限りの打ち上げ花火」的な再結成の誘いにはずっとノーと言い続けてきた気骨のミュージシャン。よって、予想通り新作は全てオリジナル、使用ギターはシターラ、かつオリジナル・メンバーの誰かが演奏出来なくなるまで恒久的に活動を続ける、などの条件をクリアしての再スタートです。そういう意味も込めて、これは再結成ではなく再起動だとも仰ってました。なにせメンバー全員が60歳オーバーで、足すと308歳!枯れオヤジどころじゃないスーパー・バンドが、今週末のフジ・ロック・フェスでいよいよその姿を現します。
残念ながらフジ・ロックには行けませんが、9月から横浜を皮切りに全国ツアーがあり、フィナーレはもちろん日比谷野音(10月5日)、これは行かねば。30数年の時を経てあの伝説のステージが甦ります。
「オヤジたちがもうひと暴れする姿を見て、笑ってやってよ」との力強い?メッセージを残して去っていった石間さん。もうすぐ旧知のメンバーと共に苗場の空のもと、思いっきり爆発してくれることでしょう。ご健闘を心よりお祈りします。
]]>で、今回常連Oさんお持込で楽しんだのが2004年カルロス・サンタナのプロデュースによるモントルー・ブルーズ・セッションのDVD3枚組。主役はボビー・パーカー、ゲイトマウス・ブラウンにバディ・ガイの3人。そして、それぞれのステージにゲストでサンタナやナイル・ロジャースなどが絡むという構成です。
DISC1は知名度的に最も低いボビー・パーカーのステージ。このブルーズマンのことは、レッド・ツェッペリンの「モビー・ディック」の元ネタ「ウォッチ・ユア・ステップ」を歌った人ぐらいしか知識なく映像で見るのは初めてですが、これは文句なくカッコいい!一言で言えば「ギターを抱いたJ・B」ですが、重く泥臭いファンク・ビートに絡む、ちょっとエディ・ヘイゼルを彷彿とさせるディストーション・ギターが腰にくる感じ。
サンタナやスペンサー・ディヴィス・グループがカヴァーしたり、前述のようにジミー・ペイジがパクったり自身のスワン・ソング・レーベルで契約したり、ビートルズの「アイ・フィール・ファイン」への影響を取り沙汰されたりと、何かと話題性有りながらも55歳までアルバムをリリース出来なかった不運のブルースマン。このあたりにスポット・ライトを当てたサンタナ、いいひとです。
DISC2は惜しくも2005年に亡くなったクラレンス・ゲイトマウス・ブラウンの円熟のステージ。これも本当に見ごたえのある映像で、例のカポ越しの唯一無二のギター・プレイが存分に楽しめます。ラストの代表曲「オーキー・ドーキー・ストンプ」なんか、カポの位置を間違えてキーをぶっぱずしたまま突っ走ります。途中見かねたベーシストが耳打ち、しょうがなくカポの位置を変えて何事もなかったかのように大団円。こうも堂々と、しかもモントルーの大舞台でやらかしてもオーケーなのが真のブルースマン。キース・リチャーズとか、まだまだ甘いです(笑)。
以上久し振りにブルース・ギターを心底堪能した夜でした。えっ、DISC3のバディ・ガイはって?相も変わらずのサルマネとコケ脅しの冗長極まりないダラけたステージ、もうこの人は自分には無理です。でも1975年芝の郵便貯金ホールで彼のストラトが奏でた鮮烈なトーンは、けっして忘れません。有難うございました。
会場到着とほぼ同時に始まった渋さ知らずオーケストラ。相変わらずのパワーで観客を圧倒して行きます。今回は割りとアンサンブル重視の印象を受けました。翌日にはカナダのフェス出演のために成田から彼の地へ飛び立つとのこと。まさに八面六臂の活躍ですね。
続いてシンク・オブ・ワンの登場。ベルギー出身のバンドにモロッコのミュージシャンが加わった、多彩なリズムで徐々に盛り上がるグルーヴ感が素晴らしく、個人的には今回いちばんの聞きモノでした。ハチロク系のリズムの深さに浸る快感は、やっぱり格別です。
そしてトリはイスラエル出身のバルカン・ビート・ボックス。こちらはひたすらクラブノリのダンス・ビートで会場も一気にヒート・アップ、旬のバンドらしいパワーを見せつけられました。年寄りにはちときつかったですけど(笑)。
最後は3バンド入り乱れての大セッション大会。いったい何人ステージにいるのって感じですが(40人くらいか?)、ちゃんと音楽になってました(笑)。謎です。
招聘元プランクトンのHPによれば、各ミュージシャンが日本に集結するまでにはさまざまな紆余曲折があったようですが、何はともあれ大盛況でおめでとうございました。
追記:バルカン・ビート・ボックスは8日、シンク・オブ・ワンは9日にそれぞれ渋谷デュオ・ミュージック・エクスチェンジにて単独公演ありますので、野音をお見逃しの皆様はぜひ!そしてもちろんお帰りには国境へ(笑)。
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