国境の南 world music & bar

DIARY

August 2008>>

THE BEATLES

レコード・コレクターズ誌の3ヶ月連続特集のせいか、最近ビートルズが話題にのぼる率高い気がします。今回の特集は彼らの歩みを前期、後期、ソロ期に分けて、夫々レココレ馴染みのライター25名のベスト20曲を集計して上位50曲をランキングするという企画。「これは違う」と本気で怒る人とか「予想通り」とほくそえむ人とか、まぁいろいろでしょうがあくまで遊びですから、お手柔らかに。

そこで、へそ曲がりどころかへそが背中に付いてる自分としては、25名のライター諸氏が誰ひとりとして選ばなかった曲はあるのか、あればそれはどの曲かが無性に気になって、取り敢えず後期に関してざっと調べてみました。以下がそのリストです。

GOODMORNING GOODMORNING  (Sgt.Peppers)
WILD HONEY PIE  (The BEATLES)
THE CONTINUING STORY OF BUNGALOW BILL (same)
PIGGIES (same)
DON’T PASS ME BY (same)
MOTHER NATURES SUN (same)
HONEY PIE (same)
YELLOW SUBMARINE (YELLOW SUBMARINE)
MEAN MR MUSTARD (ABBEY ROAD)
POLYTHENE PAM (same)
DIG IT (LET IT BE)
MAGGIE MAE (same)
I ME MINE (same)
OLD BROWN SHOE (PAST MASTERS VOL.2)

如何でしょうか完全無視の14曲(笑)。個人的には曲と曲を繋ぐ効果的な小品は納得ですが、「バンガロウビル」とか「マザーネイチャーズサン」とか「アイミーマイン」の選外は、ちょっと意外でした。「ピジーズ」あたりも捨てがたいし。なこと言い出したらキリがありませんが。

ついでに折角だから空き時間に上記14曲をひとりDJしてみたところ、あ〜ら不思議、ポップサイドが強調された素敵なビートルズ・コンピレーションの出来上がり!ぜひお試しください(笑)。

以上真夏の夜の「BEATLES LOST MASTERS」のお話でした。

July 31, 2008 08:13 PM

フラワー・トラヴェリン・バンド

一昨日開店前にフラワー・トラヴェリン・バンド(以下FTB)のギタリスト石間秀機さんから、近くにいるのでこれから寄るとの電話。たぶん去年の暮れ以来久しぶりでお目にかかり、いろいろお話を伺いました。

ちょっとウルさいロック・ファンなら先刻ご承知の通り、FTBは今年1月に再び活動を始めることを表明し新作に取り組んできた訳ですが、すでにほぼ全ての作業は完了し9月中旬のリリースを待つばかりとのこと。しかもレコーディングが行われたのはFTB縁のカナダ!期待は膨らむばかりです。

石間さんは以前から、「昔の名前で出ています」的な、あるいは「一夜限りの打ち上げ花火」的な再結成の誘いにはずっとノーと言い続けてきた気骨のミュージシャン。よって、予想通り新作は全てオリジナル、使用ギターはシターラ、かつオリジナル・メンバーの誰かが演奏出来なくなるまで恒久的に活動を続ける、などの条件をクリアしての再スタートです。そういう意味も込めて、これは再結成ではなく再起動だとも仰ってました。なにせメンバー全員が60歳オーバーで、足すと308歳!枯れオヤジどころじゃないスーパー・バンドが、今週末のフジ・ロック・フェスでいよいよその姿を現します。

残念ながらフジ・ロックには行けませんが、9月から横浜を皮切りに全国ツアーがあり、フィナーレはもちろん日比谷野音(10月5日)、これは行かねば。30数年の時を経てあの伝説のステージが甦ります。

「オヤジたちがもうひと暴れする姿を見て、笑ってやってよ」との力強い?メッセージを残して去っていった石間さん。もうすぐ旧知のメンバーと共に苗場の空のもと、思いっきり爆発してくれることでしょう。ご健闘を心よりお祈りします。

July 25, 2008 04:11 AM

BLUES AT MONTREUX 2004

スイスのレマン湖に程近いモントルーで毎年7月に開催される「モントルー・ジャズ・フェスティバル」も、1967年スタートということは40年以上の、まさに気が遠くなりそうな歴史を持つイヴェントということになります。世界は広し、きっと全制覇してるマニアいると思うので、最近いろいろと出てきた映像のみならず是非詳細なデータを一冊にまとめてほしいものです。

で、今回常連Oさんお持込で楽しんだのが2004年カルロス・サンタナのプロデュースによるモントルー・ブルーズ・セッションのDVD3枚組。主役はボビー・パーカー、ゲイトマウス・ブラウンにバディ・ガイの3人。そして、それぞれのステージにゲストでサンタナやナイル・ロジャースなどが絡むという構成です。

DISC1は知名度的に最も低いボビー・パーカーのステージ。このブルーズマンのことは、レッド・ツェッペリンの「モビー・ディック」の元ネタ「ウォッチ・ユア・ステップ」を歌った人ぐらいしか知識なく映像で見るのは初めてですが、これは文句なくカッコいい!一言で言えば「ギターを抱いたJ・B」ですが、重く泥臭いファンク・ビートに絡む、ちょっとエディ・ヘイゼルを彷彿とさせるディストーション・ギターが腰にくる感じ。
サンタナやスペンサー・ディヴィス・グループがカヴァーしたり、前述のようにジミー・ペイジがパクったり自身のスワン・ソング・レーベルで契約したり、ビートルズの「アイ・フィール・ファイン」への影響を取り沙汰されたりと、何かと話題性有りながらも55歳までアルバムをリリース出来なかった不運のブルースマン。このあたりにスポット・ライトを当てたサンタナ、いいひとです。

DISC2は惜しくも2005年に亡くなったクラレンス・ゲイトマウス・ブラウンの円熟のステージ。これも本当に見ごたえのある映像で、例のカポ越しの唯一無二のギター・プレイが存分に楽しめます。ラストの代表曲「オーキー・ドーキー・ストンプ」なんか、カポの位置を間違えてキーをぶっぱずしたまま突っ走ります。途中見かねたベーシストが耳打ち、しょうがなくカポの位置を変えて何事もなかったかのように大団円。こうも堂々と、しかもモントルーの大舞台でやらかしてもオーケーなのが真のブルースマン。キース・リチャーズとか、まだまだ甘いです(笑)。

以上久し振りにブルース・ギターを心底堪能した夜でした。えっ、DISC3のバディ・ガイはって?相も変わらずのサルマネとコケ脅しの冗長極まりないダラけたステージ、もうこの人は自分には無理です。でも1975年芝の郵便貯金ホールで彼のストラトが奏でた鮮烈なトーンは、けっして忘れません。有難うございました。


July 16, 2008 02:14 AM

WORLD BEAT 2008

今年も夏を彩るワールド・ミュージックの祭典「ワールド・ビート2008」が、日曜日梅雨の晴れ間のもと日比谷野外音楽堂で開催されました。年中無休の身としては日曜日午後4時スタートは願っても無い設定、2年前のコノノNo1以来の野外ライヴをたっぷりと楽しんでまいりました。

会場到着とほぼ同時に始まった渋さ知らずオーケストラ。相変わらずのパワーで観客を圧倒して行きます。今回は割りとアンサンブル重視の印象を受けました。翌日にはカナダのフェス出演のために成田から彼の地へ飛び立つとのこと。まさに八面六臂の活躍ですね。

続いてシンク・オブ・ワンの登場。ベルギー出身のバンドにモロッコのミュージシャンが加わった、多彩なリズムで徐々に盛り上がるグルーヴ感が素晴らしく、個人的には今回いちばんの聞きモノでした。ハチロク系のリズムの深さに浸る快感は、やっぱり格別です。

そしてトリはイスラエル出身のバルカン・ビート・ボックス。こちらはひたすらクラブノリのダンス・ビートで会場も一気にヒート・アップ、旬のバンドらしいパワーを見せつけられました。年寄りにはちときつかったですけど(笑)。

最後は3バンド入り乱れての大セッション大会。いったい何人ステージにいるのって感じですが(40人くらいか?)、ちゃんと音楽になってました(笑)。謎です。

招聘元プランクトンのHPによれば、各ミュージシャンが日本に集結するまでにはさまざまな紆余曲折があったようですが、何はともあれ大盛況でおめでとうございました。

追記:バルカン・ビート・ボックスは8日、シンク・オブ・ワンは9日にそれぞれ渋谷デュオ・ミュージック・エクスチェンジにて単独公演ありますので、野音をお見逃しの皆様はぜひ!そしてもちろんお帰りには国境へ(笑)。

July 8, 2008 02:16 AM

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