ゴールデン・ウィーク
またまた文章書けない病に罹っているうちに、世間はもうゴールデン・ウィークに突入ですか。期間中当店の営業スケジュールを一応お知らせしておきます。一日残らず休まず営業、以上(笑)。
去る20日は6年振りに復活させたポレポレバンドで、当時のメンバーと一緒にロケンローしてまいりました。自分のヘタさはやっぱり磐石(笑)でしたが、客ノリは前回以上の感じだったので、まあ良しとしときましょう。じゃないな、お願いです良しとしてください、だな。休日の夜にわざわざ足を運んで下さった皆様、ほんとうに有難うございました。なんだかんだ言ってもバンドは楽しいです。
昨夜は通常営業にもかかわらず今年一番の賑わいでしたが、今日は一転今のところド暇な土曜日。テンション上げるために何故かずっとサンタナ聴いてます。1stから始まって今「サンタナV」、そろそろ疲れてきましたが、なんとか「キャラヴァン・サライ」までは頑張りましょう。まあプロだからと言ってしまえばそれまでですが、ほんと聴けば聴くほどに新たな発見があるウマいバンドだなぁと、つくづく感心します。
人ごみだらけの黄金週間、おそらく東京一空いてる国境の南で地味にお待ちしてますので、お誘い合わせのうえ是非お出かけくださいますよう、よろしくお願いいたします。
追記;5月1日(木)関西中心に活躍中のジプシー・ユニット「ファルソス・ヒターノス」の国境初ライヴを行います。自分も初見なので楽しみですが、動員がまったく不明(笑)。なんか楽しいライヴになる予感がしますので、お時間あれば是非遊びにいらしてください。(詳細はEVENT欄ご参照)
April 26, 2008 09:57 PM
コージー大内
自分が最初に買った本場のブルース・レコードが誰の何だったのか、今となってはまったく思い出せませんが、たぶんツェッペリン曲のオリジナルを聴きたくてマディ・ウォーターズやらハウリン・ウルフに手を出した、ようなことだったと思います。が、実際に衝撃を受けて本気でその深みに嵌って行ったキッカケといえば、ロバート・ジュニア・ロックウッド、ジュニア・ウェルズ&バディ・ガイ、オーティス・ラッシュの怒涛のブルース・フェスティヴァル3連発でした。以来どんどん時代をさかのぼって聴き漁り、ついには戦前のカントリー・ブルースまで辿り着くワケですが、当然その辺りに影響を受けた日本のブルースも視野に入ってきて、優歌団やらサウス・トゥ・サウスやらスインギン・バッパーズなんかには、都度強い衝撃を受けてきました。が、もう30年以上もブルースという音楽に付き合ってきて、その全体像も細部はともかく頭に入っちゃった今となっては、ことブルースという音楽そのものに「衝撃」というものを受けることはもはや無いだろう、と漠然と感じてました。
甘かったです(笑)。日本のチタリン・サーキットではライトニン大内の名で活動してきたコージーの新作「角打ブルース」。久しぶりに味わう「衝撃」でした。一言で内容を言うと「テキサス・カントリー・ブルースのスタイルで、大分県日田市の方言を駆使して綴る、抱腹絶倒のブルース的日常」。
先日文屋章さんのブログでその存在を知り、本籍大分の自分としては居ても立ってもいられずレコ屋を探し回り(なかなか置いてない)、ようやくゲット。う〜ん、何度聴いても凄いです。
方言系のブルースを「弁ブルース」と言うそうですが、コージーの場合方言そのものの面白さもさることながら言葉の曲への乗っけ方が秀逸で、いかにもテキサスな歌声といかにもライトニンなギターを操って、楽しくてやがて哀しき独自のブルースを展開しています。なにせ歌詞に日本語対訳が付いてます(笑)。
録音も完璧。とりわけギターの音色などテキサス系の倍音たっぷり荒くれものサウンド。クレジット見れば録音とミックスに吾妻光良の名前が。即納得です。ワケの分かった人の音作りというのは、こういうものを指すという好例でしょう。
九州に縁のあるブルース・ファンは必聴、ライトニン・ファンも必聴、国境で一回でも店のギターでブルース弾いた人必聴。そして国境を訪れたお客様には、必ず聴いて頂きます(笑)。
熊本弁でシメます。「ほんなこつ武者んよかけん、買うてやらんね!」
April 11, 2008 08:11 PM
LIVE AID
また2週間も更新が滞ってしまいました。その間に月は替わり桜が咲き乱れ、そしてもう散る準備をはじめてるようです。一昨日、普段から仲良くしてくれている音楽バーから9月閉店というショッキングなニュースがアナウンスされました。まだマイミク段階でのハナシなので実名は控えますが、勝手に同志と崇めていたところだけに、残念でなりません。昨年暮れから、渋谷「ロシナンテ」高田馬場「ジェリージェフ」江古田「クラン」原宿「77」と、音楽絡みの店が次々に姿を消して行きます。もちろん夫々事情あってのこと、なかには発展的理由によるケースもあることでしょうが(そう信じたい)、一般論で言えばウチみたいな半端な店も含め、ひと昔前には「儲からないけど不況には案外強い」とか言われてた趣味性の強いこの分野ですらマネジメントが難しくなって来てるという現実があります。日本の空に重く垂れ込めた「先行き不安感」という真綿のような雲はどうも当分晴れそうに無い以上、構造不況は去ることはないでしょう。よっぽどこっちも気を引き締めていかないとね。
ライヴ・エイド。何を今更ですが、4年ほど前にリリースされた未発表映像を含むDVD、当時国境オープン前とあってスルーしてたものを先日kuni−boからお借りして、約2週間かけてやっと見終わりました。なにせ4枚組、10時間ですよ10時間!
この大イヴェントが開催された1985年7月は、直前の6月に長女が生まれた年。よってそのTV映像はセットで強く思い出として残っています。もう23年も前の話かぁ。完全にセピア色です。
さて改めて通してこのイヴェント見ると、当然ながら当時気付かなかった(気付けなかった)ことも多く、いろいろな意味で楽しめる反面、やはり当時感じた根本的な部分の違和感は拭えずじまいでした。
どこに違和感を感じたのか、ひとつ挙げろと言われたらやっぱり冒頭のシーン。飢えに苦しむアフリカの難民に食料を、とこのイヴェントを企画したボブ・ゲルドフが、長くアフリカを植民地支配して飢餓の原因を作った、まさに元凶の一員といえる英国のチャールズ&故ダイアナ夫妻をロイヤル・シートにエスコートし、国家の大合唱でスタートするところ。「殿下、ちょっとだけアフリカに謝っといて、お願い!」とボブが耳打ちした様子、まったくありません(笑)。
出演ミュージシャンにもかなり温度差があり、コンコルドで英米2会場を跨いだフィル・コリンズみたいな虚け者や、キース・リチャーズとロン・ウッドという飲兵衛を従えてボロボロの「風に吹かれて」を歌うボブ・ディランみたいな怠け者がいたりします。日本からのトリビュート映像はBOWWOWと永ちゃん!
豪華絢爛のこのイヴェント、当然ながら飢餓救済には程遠く焼け石に水、変わらぬ状況に業を煮やしたボブは学習したのか、今度はG8に集まる先進国の政治家に向けてライヴ・エイトを2005年に開催したわけですが、こちらの成果はどうなんでしょうか。まだ生きているライヴ・エイトのサイト覗くと、当初の約束が履行されてないとか、撤回されたとか、悲観的な記事が散見されます。そういうものなんでしょう、政治なんて。
そういえばエルヴィスのマネしてポーズ決めて、自分は音楽には造詣が深いんだ、みたいな顔してたどっかの国の政治家、いましたねぇ。おっとまだいるか。X−JAPAN再結成ライヴでヒデの代わりにギターでも弾いたら見直したのに(笑)。
先日、音楽評論家小尾隆さんのブログを拝見してたら「音楽が正義というなら、信じるな」というフランク・ザッパの言葉を引用されてたことを、ふと思い出したりしました。
April 2, 2008 08:24 PM