国境の南 world music & bar

DIARY

秋風

HMVの撤退に続いてヤマハミュージック渋谷店が年末12月26日で閉店、またひとつ音楽の灯が消えて行きます。
その昔ここのインストア・ライヴは、玄関先にミニステージが設置されていて道玄坂に向かってプレイする、ハーフ・オープン・エアな感じでした。ここで観たシュガー・ベイヴや大木トオル・ブルース・バンドやアナーキーなどは、今でも鮮明に記憶に残ってます。ミニ・ライヴを楽しんで、BYGで新譜をチェック、レコ屋を周ってセンター街で酔い潰れる、至福のラビリンス。ほんま、エエ時代でした(笑)。

今年に入ってから、飲食店に限っても自分が面識のある店5軒ほどが撤退、もしくは移転を余儀なくされています。先行き不安による消費低迷は、長引くほどに真綿で首を絞めるかのように景気を圧迫してきています。そんな中では、明日オープンのアリスや10月に晴れて移転オープンのブルーヒートのニュースは、数少ない明るい話題でした。

民主党の代表が変わった如きで誰も景気が回復するとは思っていないでしょうが、あの小沢一郎というオジサンは、影でフィクサーもどきのことばっかりやってないで一度首相として矢面てに立ち、血まみれになったほうがいいのではないかと。
「首相グッズ」の業者が、「管一発まんじゅう」の売上不振で困ってるというニュースには笑いました。小沢さんだとますますムリ。旧体質の政治家に敬意を表して似顔絵入りのステテコとか、どうでしょうか。
商品名「庶民を捨ててこ」。

お後がよろしいようで・・・。

August 31, 2010 07:28 PM

去り行く夏

もう8月も終わろうかというのに相変わらずの暑さ。飲み過ぎも手伝ってちょいバテ気味の日曜日です。

丁度一週間前のTV放映以降いろいろな方々から励ましと冷かしのメールを頂き、かつ先週は「見たよ」と言ってご来店頂いた常連さんも多数、ゲに恐ろしきはメディアです(笑)。でもまぁ内容的には当たり障りのない編集で、正直ホッとしました。

お詫びとお知らせを2件。

9/1(水)は常連さんの新店舗開店パーティに出席のため、誠に勝手ながら国境は22:00オープンとさせて頂きます。この新店は「アリス」と言う名のレストラン・バーで秋葉原駅から徒歩1分!落ち着いたらロックやブルース系のミニ・ライヴもやっていくそうで楽しみです。最寄の皆さまはHPでググッてぜひ一度お立ち寄りくだされば幸いです。

9/4(土)19:00−22:00 貸し切りパーティのため一般営業は22:30からとさせて頂きます。
いつもお世話になっている、ピーター・バラカンズ・リスナーズ・クラブの皆さんのオフ会です。

9月は30日しかない上に旗日が2回も。これで台風の2,3発も喰らった日には、零細飲み屋はたまったもんじゃありません。イヴェントやパーティは、ぜひ前倒しで9月にどうぞ(笑)。

August 29, 2010 09:30 PM

国境 ON TV

明日日曜日午後10時「Mr SUNDAY」という番組に国境の南が映ります、カットされなければ多分(笑)。

HMV撤退に伴う特集らしく、配信に駆逐され行くCDマーケットみたいなテーマだそうで。
若い配信世代の女の子を前に、いろいろしゃべらされました(怖)。おそらくTV的には、「配信なんかケシカラン!アナログが一番だ」的頑固オヤジ、対、「安くて便利だし配信とレンタルでいいじゃん」的若者の激論を狙ってるんでしょうが、たぶん期待にはまったく副えてません(笑)。

なので一応はアナウンスしてはおきますが、真剣に見ないでください。かつ、クレームはご遠慮ください。
ほんと、マジビビッてます(爆)。

August 21, 2010 10:37 PM

JULIO DE CARO

先週末の「世界の音楽を聞く」〜タンゴ特集〜は、今から100年も前のタンゴ誕生前夜あたりの話が非常に興味深く、1912年カルロス・ガルデルの初録音(タンゴ以前)や、1917年フリオ・デ・カロ楽団のタンゴ初録音といわれる音源など初めて耳にするものが目白押しで、この独自の発展を遂げた音楽の奥深さを思い知らされるイヴェントでした。ご来場頂いた皆さま有難う御座いました。

そんなわけで、最近はタンゴの創世記を担ったフリオ・デ・カロ(1926−28)を聴きながら余韻に浸る毎日です。前回の日記でちょっと触れた映画「アルゼンチン・タンゴ〜伝説のマエストロ達〜」(文化村ル・シネマ、26日まで)は、ザックリ言えばブエナ・ビスタのタンゴ版ですが、途中挟まれるファン・ダリエンソ楽団のアーカイヴ映像でのウネリまくるバンドネオン4台とか、絶頂期のライオネル・ハンプトン楽団を髣髴させるグルーヴ感!で、チビリそうになりました(笑)。このワンシーンだけでも自分のタンゴに対する固定観念を覆すのに十分なものでした。YOU TUBEに少しだけアップされてるので、よろしければ、ぜひ。

昨日入手のブライアン・ウィルソンの新作「REIMAGINES GERSHWIN」。
ビーチ・ボーイズについては正直のところあまり系統立てて聴いたことがなく、適当にツマンでたら知らないうちに粗方揃っちゃったみたいな、極めて適当な聞き手です。なので個人的ベストが「トゥデイ」の身としては、評価の高い「ペット・サウンズ」が昔からどうもシックリきません。相性が悪いんでしょうね。

で、ガーシュインのスタンダードをブライアン流に料理したこの新作ですが、やっぱり自分的にはバツ。
音像がどこか硬く人工的だし、アレンジも凡庸で刺激に乏しく、言い過ぎかもですがヤッツケ企画モノにしか聴こえませんでした。

たぶんファンの間では絶賛の嵐でしょう、そして国境へは批難の嵐でしょう、てか批難でもなんでもくれば有り難いです、もちろん飲みながら(笑)。

August 20, 2010 02:57 AM

DONNIE FRITTS

例のデラ・ボニ・ボックスがネット通販のみで、しかも国内向けはすでに売り切れと知って、基本「レコードや本は店で買う」を貫く身としては一気にテンション下がったところにリリースされた、ドニー・フリッツ&デコイーズの昨年9月来日公演を纏めたCD+DVD2枚組。こりゃこっちが先だな、などと考えてたら常連YUさんが「これでしょ?」と目の前に現物が!そのうち買うとして、取り敢えずはお借りして鑑賞。

残念ながらこのライヴはすぐ近くに居ながら(オー・イースト)諸事情で行けませんでしたが、なるほどこれは評判通り寒気がするほどにイナタくてカッコいい、個人的ツボど真ん中の演奏。恐れ入りました。

ライヴ後はデイヴィッド・フッド(B)への賛辞を多くの方から聞いた記憶がありますが、こうして映像観てると、誰がどうというより(というか当然ながらみんな上手い!)、ノッケから会場の空気全体を覆い尽くす生暖かいグルーヴが、ちょっと尋常ではありません。映像は確かに上質とは言い難いクオリティですが、彼らの音楽にはこれ位の無骨な手造り感こそお似合い、小尾隆さんによる愛情溢れるライナーとともに、マスル・ショールズの名が忘れられないすべての音楽ファンにとって、かけがえの無い重くて渋い宝物の登場です。

相変わらず国境ではロス・ロボスの新作がヘヴィロですが、最近は今年春に出た、ナイジェリアに生まれフランスで活躍中のSSWテテの新作「夜明けの最初の輝き」との併せワザにシフト。なぜならテテ作品はロボスのスティーヴ・バーリン・プロデュース、シンプルで自然体な音造りに共通性があり、この2枚言語の壁を越えて非常に相性がいいからです。海を越えてロボスにラヴコールを送り最良の成果を引き出したテテ、只者ではありません。

前回お知らせした通り土曜日のレコード・コンサートのお題はタンゴですが、今お隣の文化村ル・シネマでは「アルゼンチン・タンゴ 伝説のマエストロ」という素晴らしく美しい映画を上映中です。なのでこの映画を観てから国境へというのも一興かと。

皆様のお越しをお待ちしております。 

August 13, 2010 03:16 AM

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